保健師が特定保健指導に転職するための5つの注意点

保健師が特定保健指導に転職
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特定保健指導というのは、メタボリックシンドロームが糖尿病や高血圧、高脂血症といった生活習慣病の元になってしまいかねないということで、平成20年度から早めの治療として生活習慣を直していき予防するという意味で行われるようになったものです。

ここでは特定保健指導を行う保健師に転職したいという方に向けて注意すべきポイントを5つにまとめて紹介しています。

 

1.保健師の特定保健指導での仕事内容

特定保健指導の仕事内容

対象となる人に保健師が行う特定保健指導としては、3つのプログラムがあります

 

1つ目「情報提供」

これは、対象者に自分で健診の結果などから身体がどういった状況であるかを理解してもらい、健康である生活習慣がいかに大切であるかということを頭に入れて、より関心を持ってもらうということです。

生活習慣を見直してもらうために、健診の結果を見せた時に、その人の生活を改善していくことついての基本的なアドバイスをします

 

2つ目「動機づけ支援」

これは、対象者自身がどのような体調であるかということを把握して、自身で生活習慣を正すために続けていけるよう、保健師が面談をしてどういった行動をすれば良いかという計画を作ることです。

そして、食生活や運動などの専門的な知識を持っている人が、対象者の生活習慣を改善する動機づけを支援していくことなどを言います。

 

3つ目「積極的支援」

上記2つのプログラムの他に、対象者が自ら生活習慣の改善に取り組めるように、じっくりと時間をかけて働きかけを行っていくというものです。

計画を作り指導した保健師らが、計画がどの程度進んでいるかや、どの様な実績だったかということも見ていきます。

 

 

2.保健師が特定保健指導で働くメリット

特定保健指導で働くメリット

特定保健指導を行う保健師のメリットとしては、キャリアが高く評価されるということがあげられます。

特定保健指導は、企業や健康保険組合などからのニーズが高まって来ています。そのため、特定保健指導を行っていたというキャリアは後に有利となるのです。

 

労働条件が良い

条件が良いこともメリットです。大抵の場合は土日・祝日は休みとなっています。夜勤もないので、規則正しい生活が送れます。

 

採用の幅が広がっている

以前は企業で働いたことのある人のみの採用であることが多かったのですが、最近では企業での仕事経験がなくても採用される可能性があります

さらに、求人の中には特定保健指導だけを業務として行うというものもあるので、健診を扱った経験がある人や医療など現場での経験がある人ならば、雇用される可能性が高いでしょう。

 

対象者が健康になる姿を見れる

特定保健指導においては、保健師も対象者に対して生活習慣改善に向けてアドバイスをしたりするので、対象者が自発的に改善しようと努力をするようになる姿を見ることができます。

自分のアドバイスで健康的になっていくのを目の当たりにできるという点は、アドバイスする側としてもやりがいが感じられるものです。

これも特定保健指導をする保健師のメリットと言えます。

 

 

3.保健師が特定保健指導で働くデメリット

デメリット

保健師が特定保健指導をする際のデメリットとは一体何なのでしょうか。

 

対象者に保健指導を嫌がられる

特定保健指導の方法というのは自治体によって違いがあるというわけではありません。4月からの年度初めの季節が過ぎた6月頃からは、成人健診をしていきます。それが終わると7月になり結果が届き、それからが指導の始まりとなるのです。

個別に指導を行う時には電話で保健指導を行う旨を伝え、保健師側から訪問したり、対象者に来てもらって面接をするといった形になります。

その際に断られることもあれば、嫌なのだろうとわかるような態度をとられることもあります

 

指導内容を指摘・批判される

指導を受けたとしても、指導した保健師に対して隅々まで指摘してくる人もいます。公務員自体を批判する人もいるので、そういったことにも耐えられなければいけません。

それに、保健師側にしてみれば、数値が少しだけ高いという人には対応しづらいものです。そういった対象者に「医者はこれ位の数値なら問題ないと言っていた」と言われることもあります

 

医師との連携が必要になる

医師と保健師では見方が違ってきます。それでも、国の方針で特定保健指導をしていることもあるので、対象者の生活習慣改善への意欲は失わせてはいけないのです。

医師ともよく話し合って、対象者の健康のために共に邁進していかなければいけないという面もあります。

 

 

4.保健師が特定保健指導に転職する注意点

注意点

特定保健指導に関わる保健師は、メタボリックシンドロームで病気リスクの高い人の指導をします。生活習慣病で薬を既に飲んでいるという人は対象でなく、「なりそうだ」という要素をはらんでいる人に特定保健指導をするということになります。

 

栄養管理の知識があると良い

特定保健指導の仕事は、民間であっても行政機関であっても見つけられます。

保健師ではありますが、管理栄養士と一緒に仕事をすることもあるため、栄養管理も学んでおくと採用される可能性があがります。

 

対象者自らに気付かせる指導を行う

運動する量を増やしたり禁煙してもらうなどの内容になりますが、こうした生活習慣病の予備軍である人達に保健師が必要に応じて情報提供をしていくようにして、その人の生活を改善していかなくてはいけないのです。

 

ポイント!

ポイント
保健師が細かいメニューを決めて対象者に促すというものではなく、対象者本人が自分でするべきことに気付くようにしていく必要があります。

 

5.保健師が特定保健指導での募集求人を探す方法

探す方法

特定保健指導を業務とする保健師の求人については、ハローワークや求人広告に載ることはあまりありません

保健師の特定保健指導の仕事の求人は、医療関係や看護師の就職を支援している求人センター、転職求人サイトなどに集まる傾向にあります。

 

転職求人サイトをチェックする

看護師や医療関係の求人を主に扱っている転職求人サイトには、日本各地の情報が満載となっています。 以前特定保健指導の仕事をしたことのある保健師の方であれば、優遇されることもあります。

保健師として特定保健指導をしたいならば、上記のサイトに無料登録をしましょう。そして、求人情報が更新されていないか常に探すということが大事です。ハローワークにはない良い求人が載っていることも多いです。

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保健師 おはな

看護師としての臨床経験を3年積み、大手メーカーの産業保健師として3年働きました。現在はこれまでの経験を活かし、看護師・保健師向けの情報サイトの運営に携わっています。保健師や産業保健師という仕事の奥深さや、やりがいについて、様々な観点からご紹介していきたいと思います。
看護師からのキャリアチェンジを考えている方のお力になれれば幸いです。
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