このページでは保健師への転職を考えている方に向けて、保健師の求人の種類とそれぞれの仕事の注意点を紹介した後、保健師の求人を探すにはどのような方法があるのかを紹介します。
注意すべきポイントを押さえ、転職活動に臨みましょう。
1.保健師求人の種類と注意点
保健師の求人はいくつか種類があります。
養護教諭と学校保健師
まず、学校で保健師の求人が出る場合があります。
これは学校の保健の先生である養護教諭か、学校保健師という仕事に分けられます。
保健師の資格があればどちらにもなれると思いがちですが、養護教諭については保健師の資格だけではなれません。
文部科学省指定の4科目8単位を修得して教育委員会に申請すると、養護教諭二種の免許状が交付されます。
それから採用試験に合格して晴れて養護教諭となるわけです。
学校保健師は養護教諭の教員免許がなくてもなれます。
学校保健師は児童や生徒、あるいは教職員のメンタルヘルスが問題となることが増えているので、活躍が期待されていますし、それなりの医療技術や知識が求められます。
ですから看護師としての現場での経験が必要とされます。
産業保健師
次に産業保健師という、企業で働く保健師のことですが、夜勤がないとかカレンダー通りの勤務、給料が高いなどから人気となっています。
しかし大変なこともありますのでそれなりの覚悟が必要です。
産業保健師の求人はとても少なく、狭き門となっています。
どの企業もそれほど多くの人数の保健師を常駐させませんから、企業によっては1人で業務をこなさなければならないこともあります。
その場合、高いスキルが求められますから産業保健師が未経験な場合は研修設備が整っているか、引き継ぎがきちんとされるか確認が必要です。
また、データ管理や書類作成業務も多くなりますので、パソコンは必須となります。
病院保健師
病院保健師という求人もあります。
病院で働く保健師のことですが、病院によって仕事の内容がかなり異なることがありますので注意してください。
最近の病院は健診センターを併設しているところがありますが、保健師はそちらへ配属されることが多いです。
健康診断業務や保健指導の仕事がメインになります。
また、病棟に配属される場合もあります。
患者さんの保健指導や生活指導、メンタルヘルスを担当します。
患者さんの家族たちとも関わる機会が多い職場です。
医師や看護師ともしっかり連携を取ることが望まれます。
病院によっては、訪問看護サービスを行っていることがありますが、病院保健師として就職したら訪問看護スタッフとして働くケースもあります。
臨機応変にいろんなことができないと難しいでしょう。
患者さんの自宅を訪問するので、車の運転ができないとだめな場合もあります。
就きたい仕事ではどんな資格や技術が望まれるのかを知り、就職、転職活動を行うようにしましょう。
2.保健師求人を探す方法
保健師求人を探すにはどのような方法があるのでしょうか。
まず最初に思いつくのはハローワークかもしれません。
転職求人サイトへの登録がおすすめ
しかし最近では、転職求人サイトを探す人も増えてきています。
ポイント!
医療業界の求人に強いと言われるサイトや実績があるサイトに登録しておくと、希望に合った仕事の求人が来た時に紹介してもらえます。
保健師の求人は、主に看護師求人サイトで取り扱っていますので、口コミ情報などを参考にしていくつかのサイトに登録しておくと良いでしょう。
<この記事が保健師の方のお役に立てたらシェアお願いします。>