保健師が行う医療施設の衛生管理業務について

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このページでは保健師が実施する、医療施設における衛生管理業務についてお話していきます。

病院などの医療施設で働く保健師は(衛生管理者の免許がある場合は特に)、衛生管理業務に携わる機会が多いため、医療施設へ転職を検討されている保健師の方はぜひ参考にしてみてください。

【目次】
1.保健師が行う衛生管理業務の内容
・健康増進活動の推進
・労働安全衛生委員会の運営
・定期健康診断の実施
・感染症対策の実施
2.衛生管理業務を行う際の注意点
3.まとめ

 

1.保健師が行う衛生管理業務の内容

医者と看護師

衛生管理業務の主な内容は以下の通りです。

  • 健康増進活動の推進
  • 労働安全衛生委員会の運営
  • 定期健康診断の実施
  • 感染症対策の実施

それぞれ詳しく説明していきます。
 

健康増進活動の推進

企業(病院)に所属する保健師の大切な役割は、企業で働く従業員の健康と安全を守ることであり、特に従業員が病気にならないように予防医学的な保健活動を展開していくことにあります。

保健師は産業医や他の衛生管理者と協力して、従業員のための健康増進活動を推し進めていくことが求められます。

 

労働安全衛生委員会の運営

医療施設において保健師が衛生管理業務を行う場合に、最も期待されることの一つは労働安全衛生委員会を企画・運営することです。

 

委員会は少なくとも毎月1回開催される

委員会は少なくとも毎月1回開催され、委員長、副委員長、各部署から選出された委員で構成されます。委員会の委員長は医師が務めることが多く、副院長クラスの管理者級の医師や、産業医資格を有する医師が選ばれます。

 

委員会の議題で取り上げられること

議題として良く上げられるのは

  • 定期健康診断の日程と進捗状況の確認
  • 労災対象となる事故報告とその経過報告
  • 消防訓練の実施状況
  • メンタルヘルステストの実施について

などであり、その他各委員が必要とする議題について話し合います。

 

定期健康診断の実施

雇用主は従業員に対して、定期的に健康診断を実施する事が義務づけられおり、日程や対象者などの取り決めや、検査内容を上記で説明した労働安全衛生委員会で決定します。

 

特別健診も行われる

通常の定期健診に加えて、夜勤者健診、放射線作業従事者健診などといった特別な健診についても受診者のリストアップと健診日程を外来や健診センターと相談して実施していきます。

 

未受診者に対するフォローアップも行う

原則的には全対象者が受診する必要があるため、未受診者に対するフォローアップも大事な仕事になります。

特に大手の医療法人になると、クリニックや介護施設などの関連施設を複数抱えているため、それら施設の該当職員が期間内にスムーズに受診できるように、各施設との調整を行うことが大事になります。

 

感染症対策の実施

新しく病院に入職する職員に対して、健康診断の実施とツベルクリン反応テストを実施します。また肝炎ウイルス検査も入職時の健診で実施し、特にB型肝炎ウイルスに抗体を持たない職員に対しては、ワクチン接種により抗体獲得を推奨します。

 

補足!

ポイント

最近では医療事故へのスムーズな対応を目的として、職員ひとりひとりが自分自身の各種抗体価を把握し、抗体価が記されたカードを常に持参するように推奨されています。

それぞれ名札裏などにカードをはさみ、突然の医療事故にも対処できるように準備します。このような活動は院内の感染対策委員会や、感染看護認定看護師と協力して行っていきます。

 

その他の業務

保健師資格を持つ衛生管理者ならではの活動として、健診結果に対する職員個人へのフォローアップや精密検査の受診勧奨、禁煙指導、またメンタルヘルス対策を目的とした個人面談の実施などがあります。

 

2. 衛生管理業務を行う際の注意点

首をかしげる白衣の女性

最後に、保健師の衛生管理業務における注意点についてお伝えしていきます。

 

保健師としての仕事を優先的に行う必要がある

基本的には保健師として働いているため、あくまでも優先すべきは保健師としての本来の業務であり、それに付随する業務のひとつとして衛生管理に関する活動があります。

実際、保健師と衛生管理者の両方の仕事を全てこなそうとすると、かなりのハードワークになってしまう恐れがあります。

 

衛生管理の業務は必要最低限にとどめる

現実的には保健師としての仕事を優先的に行い、労働安全衛生委員会の出席や保健指導対象職員の面談など、衛生管理の業務は必要最低限にとどめ、他の委員会メンバーに仕事を割り振るといった形になるでしょう。

 

医療のプロ相手に指導しなければならない

医療施設で働く衛生管理者は、他の業種の職場で働く場合と大きく異なり、対象となる従業員が医療や健康に関するプロであるという違いがあります。

時には

  • ベテラン看護師に対して健康診断の大切さを訴える
  • 医師に対して腰痛を予防する職場環境の改善をアドバイスする

ようなこともあるかもしれません。

 

ポイント!

ポイント

このように医療のプロに対して、保健衛生活動や労働安全活動を行うのはやりにくいと感じることがあるかもしれません。しかしそこはこちらもプロとしてしっかり仕事を行うことが、お互いのよい信頼関係を築くきっかけになるはずです。

 

まとめ

現在医療施設で保健師として働いている、あるいは保健師資格を持っているが実際は看護師として働いている皆さんは、まずは第一種衛生管理者の免許を取得することから勧めます(資格取得方法については「保健師のスキルアップ資格!第一種衛生管理者の役割・取得する方法・メリット」をチェックしてください)。

病院を訪れる患者の健康を守る立場にある病院スタッフの、健康と安全な労働環境を守るの衛生管理です。この記事を通して保健師が行う、医療施設での衛生管理者活動に興味を持っていただけたら幸いです。

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保健師 くくる

保健師 くくる

アラフォーの男性看護師・保健師です。国立大学の看護学科を卒業し、看護師と保健師を取得しました。卒後は脳外科病棟で急性期看護を学び、数回の転職を経て、現在は民間の総合病院で保健師として働いております。
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