人間ドック施設で働く保健師の仕事内容とメリット・デメリット

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保健師の働く場所のひとつに人間ドック施設や一般病院の健診センターがあり、人間ドックや特定健診などの受診者に対する保健指導業務がその主な役割となります。

このページでは、これから着実に増えていくであろう「人間ドック施設」で働く保健師について詳しくご紹介していきます。

現在、転職活動中の保健師の方はぜひ参考にしてみてください。

1.人間ドック施設で働く保健師の仕事内容

血圧を測る医師
人間ドック施設における保健師の主な仕事は、受診者に対する保健指導を行うことです。

これは大きく二つに分けられ、一つは人間ドックや特定健診などの受診者全員に対して行う、簡易的な生活習慣の改善アドバイスであり、もう一つは特定健診結果に基づいて受診者を階層化し、要支援と判定された該当者に対して行う特定保健指導です。

また、以下のような仕事も行います。

 

通常の看護師業務

人間ドック施設では、必要に応じて健診受診者に対する採血や問診、消化器内視鏡検査の介助、医師の診察介助など通常の看護師業務も行います。

施設の規模によっては看護スタッフの人数も十分に足りていないところもあり、このような施設の場合は特に、保健師であっても必要最低限の看護業務は求められることが多いです。

 

糖尿病外来での生活習慣指導

人間ドック施設が病院の中にあり、外来機能や病棟が併設されている場合は、保健師は他の部署でも業務を行うことがあります。

よく行われるのが糖尿病外来での生活習慣指導や、病棟での退院指導などです。

 

電話による医療相談

電話による医療相談窓口で働くこともあり、多いときは一日に何件も相談対応を行うため、時として他の業務を圧迫してしまうことがあります。

一般的な医療相談はソーシャルワーカーや専門の相談員が行いますが、医学的・専門的な問い合わせ等になると保健師のところへ、受診者からの相談の電話が回ってくることが多いです。

 

2.人間ドック受診者に対する特定保健指導について

話している医師と患者

人間ドック施設で働く保健師の主な仕事である「特定保健指導」についてもう少し深く掘り下げていきます。

 

同意が得られれば当日中に第一回目を実施

特定保健指導の場合、同意が得られれば当日中に第一回目の特定保健指導を医師や管理栄養士などとともに実施します。

特定保健指導には指導レベルによって動機付け支援と積極的支援があり、どちらも基本的に6ヶ月間の支援期間が設けられています。

 

当日に行った方が効果的

健診を受けてその結果について医師から説明を受けたばかりの受診者は、生活習慣を変えることについて比較的モチベーションが高いため、その気持ちがあるその日のうちに、しっかりと指導に入るほうがより効果的と思われます。

 

当日に行うには施設側も準備が必要

当日中に指導業務を行うためには、人間ドック施設側にもさまざまな準備が必要となります。指導業務を専任で行う保健師がいること、特定健診結果により受診者を階層分けするための電子カルテシステムや専用のソフトがあること、また保健指導を行うにあたり、プライバシーを確保できる個室があることなどです。

 

特定保健指導を後日実施する場合

さまざまな理由で当日中の保健指導が困難な場合は、健診を終えた後に受診者自身が来院日を設定して、保健指導を実施することもできます。この場合は比較的受診者の少ない午後の時間帯などに行うため、受診者も保健師もゆったりとした気持ちで話をすることができます。

 

実際に保健指導を行う人が減ってしまう

後日に実施をするのは問題点もあり、そもそも保健指導を受けるか受けないか、またどこの施設で保健指導を受けるかなど、受診者自身が決めることになりますので、実際に保健指導を行う人数としてはかなり少なくなってしまいます。

 

3.保健師に求められるスキル・資格

書類を持つ女性

人間ドック施設で働く保健師は、元々看護師として臨床経験を積んでいたケースがほとんどです。

そして看護師として働く上で培ったコミュニケーション能力は、何より大きなスキルになります。できれば糖尿病や高血圧患者を多く扱う、一般内科病棟や外来でのスキルがあることが望ましいでしょう。

また、以下のようなスキルや資格も持っておくと良いでしょう。

 

外国語でのコミュニケーションスキル

ここ数年、外国人観光客の訪日数が増加していることに伴い、いわゆるメディカルツーリズムと呼ばれる、日本での観光と人間ドックがセットになったツアーが流行しています。

そのため外国人受け入れを積極的に行う施設も増えてきています。

 

施設においての良い宣伝となる

特に中国人の富裕層が利用するケースが多く、その他英語圏からの利用者も増えています。多くの場合、通訳者が同行しますが、外国語でのコミュニケーションが可能なら、その人間ドック施設にとっても非常に良い宣伝になることでしょう。

 

第一種衛生管理者免許の資格

人間ドック施設のみで働くだけなら、必ずしも必要とはならないですが、従業員数が50名以上の企業であれば、医療施設であっても衛生管理者の設置が義務付けられているため、第一種衛生管理者免許を取得しておくと採用にあたり優遇されるでしょう。

なお、資格取得方法については「保健師のスキルアップ資格!第一種衛生管理者の役割・取得する方法・メリット」の記事を参考ください。

 

人間ドックアドバイザーの資格

人間ドックアドバイザーは日本人間ドック学会が認定する資格で、2日間の研修に参加するだけで取得できる資格です。特に保健指導のスキルにおいて非常に高いレベルの講義が受けられ、スキルアップを図ることができます。

 

人間ドック施設には配置されていなければならない資格職

日本人間ドック学会の機能評価を施設が受ける場合、人間ドックアドバイザーが配置されていることが条件の一つにもなります。5年間に2度、指定された研修に参加することが更新の条件となりますが、人間ドック施設で働く保健師なら、ぜひ取得しておきたい資格の一つです。

詳しくはた「保健師が人間ドックアドバイザーの資格を取得する方法とメリット」の記事も参考ください。

 

4.人間ドック施設で保健師が働くメリット

笑顔で道を歩く女性

人間ドック施設で働くにあたり、最大のメリットはワークライフバランスに優れている点でしょう。

以下に詳しく説明していきます。

 

日曜日と祝祭日は施設が休み

多くの人間ドック施設で日曜日と祝祭日はお休みとなっています。また公立病院などでは土曜日もお休みのところが多いです。施設や地域によって繁忙期は異なると思いますが、基本的にほぼ残業はありません。

 

時差出勤を採用しているところが多い

人間ドック施設の場合、時差出勤を採用しているところが多く、早出出勤は6時半から7時ごろであり、通常の日勤看護師と比べて早い出勤時間になります。

しかし代わりに終業時間も早くなり、早い時間に帰宅することも可能です。

 

男性保健師にも働きやすい

人間ドック施設の受診者の比率としては40代から60代の働き盛りの男性が多く、男性保健師の方が禁煙やダイエットなどの生活習慣改善指導にもきちんと耳を傾けてくれることが多いのです。

また、職場においては男性保健師だとリーダー的な存在になったり、学会発表やデータ処理などでパソコン操作に重宝されたり、クレーム対応などで上手に対応できる場合が多いです。

 

5.人間ドック施設で保健師が働くデメリット

悩んでいる白衣の女性
人間ドック施設では、残業が少なく、また夜勤手当がないことからトータルとしては病棟看護師などに比べて給与は下がることが予想されます。

また、以下のようなデメリットも考えられます。

 

必ずしも保健師専任として働けるわけではない

先にもご紹介した通り、規模の小さい人間ドック施設では、保健師も看護スタッフの一員と数えられ、採血や消化器内視鏡検査の介助など、看護師としての働きも行う場合があります。

また院内の他の部署に看護師として応援に駆り出される場合もあり、必ずしも保健師専任として働けるわけではなく、そのことがストレスに感じてしまう場合があります。

 

ポイント!

ポイント

保健師をしながら看護師としての技術も継続して身につけたいと考えているならば、病院型施設で働くことは良い選択ですが、あくまでも保健師として業務を専任で行いたいと考えるなら、単独型施設への転職を選択した方が良いと考えます。

 

病院型施設の場合は孤立する恐れがある

病院型施設の場合、一日中人間ドック室にいると、他の部署との接触が極端に少なくなり、特に看護部や看護管理者とのコミュニケーションが取りにくくなります。

そうなると人間ドック室で行われている業務内容や業務量について看護部が把握しにくくなるため、コミュニケーション不足による誤解が生じたり、保健師自身も院内で孤立化したりする恐れがあります。

まとめ

人間ドック施設で働く保健師は病棟看護師と比べると給与は若干減る可能性がありますが、ワークライフバランスに優れた職場環境であり、男性でも女性でも働きやすく長く勤めることのできる職場だと言えます。

人と話すことが好きであること、生活習慣病の予防事業に関心があること、ヘルスプロモーション活動に関心があるならば、ぜひ人間ドック施設で保健師として働くことをぜひお勧めします。

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保健師 くくる

保健師 くくる

アラフォーの男性看護師・保健師です。国立大学の看護学科を卒業し、看護師と保健師を取得しました。卒後は脳外科病棟で急性期看護を学び、数回の転職を経て、現在は民間の総合病院で保健師として働いております。
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