このページでは、保健師が転職で非常勤(パート)の求人を探す際に気を付行けておきたいポイントを紹介していきます。ポイントをしっかりと踏まえた上で転職に臨みましょう。
1. 非常勤保健師求人を探す注意点
非常勤保健師として求人を探す場合にはまず、時給や条件が自分の望んでいるものであるかどうかをよく確認する必要があります。
条件についてしっかりと確認しておくことが大切
時給は長期になればなるほど時給の金額によって収入が大きく違って来ますから、最初にきちんと納得が行く時給であるかどうかをよく確認しましょう。
保険などの福利厚生も非常勤保健師に適用されるものと適用されないものがあるので、そのような条件についてもしっかりと確認しましょう。
求められるスキルや経験を確認しておこう
非常勤保健師として求められる知識やスキルや経験がどの程度なのかも最初によく確認する必要があります。
非常勤は時給で雇われるので、その分即戦力を求められるケースがあります。これから経験を積んで、一人前になってくれればいいという程度の要求の場合もあれば、人手が足りない分のカバーを過去の経験を生かしてすぐにしてほしいという場合もありますから、働く前にどの程度の能力が求められるのかをよく確認する必要があります。
雇用形態を明確にしておく必要がある
非常勤の場合は、単発的に雇われるのか、ある一定の期間だけ雇われるのか、それとも長期に渡って雇われるのかなどの雇用形態を明確にしておく必要があります。
繁忙期に補助的に雇われる場合も多いですから、短期的な雇用形態なのか長期的に正社員として登用するようなことも考えているのかなどを前もって確認しておくことは大切です。
2. 非常勤で働く保健師の平均時給・相場とは
(以下の時給の情報は、保健士転職.comや保健士の求人.jpからの出典です。)
時給は企業や地域によって差がある
非常勤で働く保健師の平均時給は2,000円前後というのが一般的です。しかし、企業に雇われる産業保健師などは企業によって差がありますし、医療関係も地域によって、時給に大きな差があります。
保健師の平均時給が1,544円というデータや2,200円というデータもあるので、一概には言えなくなっています。
時給は1,800円以上がほとんど
しかし、非常勤の保健師は1,800円以上の時給で働くというケースがほとんどです。
非常勤の産業保健師の場合は、企業や工場の医務室や健康管理室で働き、社員の健康状態を継続して把握したり、緊急の場合の応急処置も行うので、責任が重い仕事となります。
よって、企業によっては高い時給を払う所もあり、時給の相場は約1,500円~2,500円と幅があります。
2,500円の時給で雇われる産業保健師は、それだけ仕事内容も複雑であったり、負う責任も重いことが多いです。もちろん年齢や保健師としての経験年数、能力などによっても差があります。
健康診断の補助は比較的時給が低い
4月や9月に健康診断を行う企業が多いですが、健康診断の補助として雇われる場合は、臨時なので比較的時給が低くなる傾向があります。
理想は時給と条件の良い職場
一般職の非常勤の時給は1,000円というのが相場ですから、保健師の時給はかなり良いということになります。保健師の資格を取るためには多くの勉強時間を要したことですし、それに加えて保健師としての経験も長い人は特に良い時給の転職先を探したいものです。
時給が高く、条件も良い職場を探すことが一番の理想です。
3. 非常勤保健師求人の探し方
非常勤保健師は、様々な事情でフルタイムとして働けない保健師に大変適した雇用形態です。せっかく国家試験の難関を突破して手に入れた保健師の資格をフルタイムとして働けないという理由だけで眠らせている人は多いです。
看護師転職求人サイトを活用する
そんな人が非常勤保健師としての仕事を探すときに利用すべきものは看護師転職求人サイトです。
看護師転職求人サイトには様々なものがありますが、そこに無料で登録しておくと、非常勤の保健師でも募集があればすぐにわかります。民間企業での募集はもちろん、保健所や保健センターなどの行政や自治体からの募集についても紹介されています。
求人はこまめにチェックすることが大切
これらの募集は急募ということが多いので、普段から看護師転職求人サイトに登録し、保健師の募集がないか目を光らせておく必要があります。非常勤保健師の募集は不定期で数が少ない上に狙っている人は多いですから、看護師転職求人サイトをこまめにチェックして募集のタイミングを逃がさないことが大切です。
人材紹介会社に仕事を紹介してもらう
人材紹介会社に登録して、非常勤保健師の仕事を紹介してもらうことも出来ます。人材紹介会社で働くエージェントは多くの会社と繋がっていますから、募集があればすぐに紹介してもらえることが多いです。
前もって自分の望む条件を詳しく伝えておくことも大切です。条件には、勤務可能日数や時間、希望する時給や福利厚生などの待遇内容、未経験者なのかブランクがあってからの復職なのか転職なのか、経験年数や以前の職務内容など、多くのことがあります。
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