このページでは、ブランクがある保健師におすすめの転職先の特徴や、面接を成功させるための志望理由回答例と履歴書の自己PRの書き方を説明していきます。
記事の内容をしっかりと把握し、納得のいく転職活動に臨みましょう。
1. ブランクがある保健師におすすめの転職先の特徴
ブランクがある保健師におすすめの転職先の特徴は、ブランクの経験が生かせる職場ということです。
保育園や幼稚園
例えば妊娠、出産、子育てを経験した人には、保育園や幼稚園の保健師がおすすめです。保育園や幼稚園には、小さい子供の扱いや小児の病気に詳しい人材が求められます。
また、妊娠、出産、子育ての経験があるとそこに来るお母さん方にも話がしやすいですし、だだをこねる子供をなだめるというようなことも経験上からスムーズに行えます。
このようなママさん保健師を求める保育園や幼稚園は大変多いです。
福祉関連施設
ブランク中に介護を経験した人には特に高齢者の多い老人ホームなどの福祉関連施設がおすすめです。
介護は経験が重視されますが、その経験と知識が豊富な保健師は大変重宝されます。老人ホームを訪れる家族に対しても深い理解を示すことが出来、メンタルケアを行ってサポートすることも出来ます。
特に治療をあまり必要としない介護施設は、ブランクがある保健師には安心な転職先だと言えます。医療よりも精神的なサポートや健康管理を重視する施設は、ブランクがある保健師には有難い転職先と言えます。
復職者のサポートや教育制度が整っている職場
ブランクがある復職者のためにサポートや教育制度が整っている転職先もおすすめです。そのような転職先は、ブランクがある保健師の扱いにも慣れていますし、しっかりと教育を行ってくれるのであれば他の復職支援プログラムを探す必要もないので助かります。
そのような中で徐々に以前の知識を思い出し、新しい仕事内容を覚えて行くことが出来ます。
2. ブランクがある保健師の面接での志望理由回答例
ブランクがある保健師が面接で志望理由を聞かれた際の回答例には多くのパターンがありますが、子育て、介護、異業種を経験してからの復帰などの理由でブランクがある保健師は、次のように答えるのが良いのではないでしょうか。
子育てを経験してから復職する場合
妊娠、出産、子育てで保健師としての現場を離れていましたが、最近は子育ても一段落しましたので、再度保健師として働きたいと思っています。
子育ての中で思い通りに行かないことを多く経験しましたので、忍耐力などを身に着けることが出来、私も精神的に大きく成長したと思います。
子育てを経験したことがある人だからこそわかる事情も多いですし、子育てをしながら働く人の大変さも理解出来ますので、それを保健師としてメンタルケアを行う上でも役立てたいと思っています。
介護を経験してから復職する場合
親の介護のために数年間現場から離れていましたが、その間に介護の大変さを自分の身をもって経験したので、介護者を抱えている家族の大変さを理解することが出来るようになりました。
高齢者の介護制度についても多くの知識を得ることが出来ましたので、それを保健師としての仕事にも役立てたいと思います。
高齢者や介護者を抱えながら仕事をする人の大変さもわかるので、その経験を高齢者や介護者を抱える家族への対応の際に役立てたいと思います。
異業種を経験してから復職する場合
保健師の仕事の後、異業種を経験しましたが、やはりやりがいという面で保健師ほどのものはないと再確認しました。自分にとっての天職も保健師であると再認識しました。
異業種ではサラリーマンとして働くストレスや大変さについてもよく理解出来るようになったので、それを社員のメンタルケア及び病気の未然予防という面で役立てたいと思います。
3. ブランクがある保健師の履歴書の自己PRの書き方
保健師としてブランクがあると不利だと思う人が多いですが、それを自己の特徴としてPRすれば有利にすることも出来ます。
子育てを経験した人のアピールポイント
例えば、子育てでブランクを経験した人は、子育てを通じて自分が人間的に成長したことや、病気の予防が如何に大切かということを学んだということなどを自己の売りとすることが出来ます。
子供がいながら働く人の気持ちがわかるということなども、様々な社員のメンタルケアをする上で非常に有利になります。
介護を経験した人のアピールポイント
介護が理由でブランクがある人は、相手を肉体的にも精神的にも支えるという心配りが出来るようになったということを自己PRとして押し出すことが出来ます。
また、介護をしながら働いている人の気持ちや、介護を必要とする人が家族にいる人の大変さなどがわかるということも、それを経験した人ならではの長所です。
病気を乗り越えた人のアピールポイント
病気が理由でブランクを経験しなければならなかった人も、実際に病気になった人の気持ちがわかることや、闘病生活を乗り越えて復帰した人ならではの精神的強さをアピールすることが出来ます。
病気を未然に防ぐことが出来れば、そのような思いをしなくて良かったということも痛感しており、だからこそ病気の予防に貢献する保健師の仕事に復帰したいという心意気も伝えることが出来ます。
ポイント!
いずれにしても、なぜブランクを経験しなければならなかったのかという事情を正直に伝える、そしてブランクがあるからこそ、その経験を生かして今後の仕事に役立てたいという点を強くアピールすることが大切です。
そして、もちろんブランクを埋めるために一生懸命再勉強し、医療の進歩などについて行く心意気だということも伝えることが大切です。
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