産業保健師が働きやすい求人とは?職場の特徴ごとに比較!

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皆さんは、産業保健師の求人情報を得た時にどのような情報に着目していますか。

企業イメージや待遇、勤務地・・・など、それぞれあるでしょう。

ひと口に「産業保健師」といってもその働き方は多様ですから、まずは産業保健師の求人について、特徴とポイントを知ることが大切です。

今回は、産業保健師の求人の特徴について「産業保健師の体制」「雇用形態」「業務内容」「産業医選任状況」の4つの視点からご紹介します。

「選ばれる企業」とは?

皆さんは、「健康経営優良法人認定制度」という言葉を耳にしたことがありますか。大規模法人部門では通称「ホワイト500」と呼ばれています。

健康経営に取り組む優良な法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」として社会的に評価を受けられるようにと開始された制度です。

この制度の認定を受けた企業、または認定を受けようと力を入れている企業は、産業保健職の活動についても注目、期待しています。企業の「健康経営優良法人認定制度」への取り組みや姿勢についても求職の際、特に企業選びのポイントとなります。

参考文献:「経済産業省のホームページ」より

1.複数名体制の求人vs 1人体制の求人

産業保健師の組織体制には、大きく2つのタイプがあります。スタッフが複数人いる職場と、1人(少人数)職場になります。

私個人としては、産業保健師複数名体制の求人の方が働きやすいのではないかと考えます。

 

(1)複数名体制の職場の求人

複数人体制で働く産業保健師

産業保健師が未経験である、経験が浅いという方は、教わりながら、先輩産業保健師の背中を見ながら業務を進めていけるという点でおすすめです。

しかし、人が多く集まると、多かれ少なかれ摩擦が生じるもの。また、在職されている方には、職務経験が長い方も多く、意向に合わせた対応に戸惑うこともあります。

 

仕事をしていく上で心強い

とはいえ、私の経験上、相談できる人がいる事、経験が共有できる事。何より「これでいいよ」と言ってくれる人がいる事は、お仕事をしていく上でとても心強いです。

 

(2)1人体制の職場の求人

1人体制の産業保健師

ロールモデルがおらす、専門職が自分1人という環境である為、経験が浅い産業保健師にとってはプレッシャーを感じることもあります。

また、有給休暇の取得などのお休みの調整にも工夫が必要です。

ただし、アグレッシブに自身で展開していきたい産業保健師の方、自身で裁量を持ちながら業務に取り組んでいける方にはおすすめです。

 

2.正社員vs 非正規社員vsパートタイム

正社員とパートの産業保健師

産業保健師の雇用形態は様々です。

意外に思われるかもしれませんが、必ずしも正社員が一番働きやすい求人であるとは限りません。

特に、これまで看護師としてしか働いたことがないような場合には、「非正規社員」の求人が一番働きやすいと考えます。

 

(1)正社員の求人

産業保健師の正社員求人のメリットの1つに、通勤手当、住居手当などの各種手当の充実やボーナス、退職金の支給などの給与面や育児休暇や介護休暇などの待遇面の良さがあげられます。

ただしその分、責任のある業務や役割を担うこともあります。

 

出張や転勤の対応を命じられることがある

規模の大きな企業の正社員になると「産業保健職の連絡会」や「安全衛生大会」への参加、その他の会議・研修などで出帳対応を命じられることもあります。

また、各地に拠点や事業所を持っている所は、地の勤務地への転勤の辞令が下りることもあります。

 

ポイント!

ポイント
もしも、転勤の対応が困難である場合は、事前に出張の有無や頻度、転勤の可能性などを確認しておくことをお勧めします。

 

(2)非正規社員の求人

非正規社員の求人とは

  • 契約社員
  • 派遣社員
  • 嘱託社員

などがあげられます。

大きな特徴は、雇用期間に定めがある場合がほとんど(*2013年の労働契約法の改正で、条件を満たすと「無期転換ルール」が適応される場合あり)で待遇面も正社員とは異なります。

そもそも産業保健職の求人では非正規社員の雇用が多い傾向にあります。

1つの企業だけでなく、いろいろな場所で経験を積みたという方や、未経験から転職を検討されている方は、経験を積むという意味でもこのような求人も視野に入れて活動しても良いかと考えます。

 

(3)パートタイムの求人

パートタイムの産業保健師求人は、限られた短時間の勤務(無期雇用と有期雇用があり)である事が大きな特徴です。

子育て・介護・ご家庭の事情などでフルタイムでの勤務が厳しい方、働ける時間を優先したい方に選ばれる雇用形態です。

 

3.産業保健全般業務vs保健指導主体vs医務室勤務

産業保健師の仕事内容

産業保健師の求人情報でも特に注目していただきたいのが、業務内容です。

どういった業務内容の職場が一番働きやすいのかは、

  • どのような産業保健業務を行っていきたいか
  • これまでどのような経験を培ってきたか

によって異なります。

 

(1)産業保健全般業務を行う求人

産業保健師の企業求人に多いです。

メンタルからフィジカルまで、産業保健全般の業務を行います。健康診断・保健指導・ストレスチェック対応・各種面談の調整、健康講話、健康だよりの作成などの、マルチタスクをバランスよく進めていく必要があります。

また、対象とする労働者の職種の特徴、(工場での作業、ITなどのデスクワーク中心など)によっても業務のアクセントが違ってきます。

 

(2)保健指導主体で行う求人

健康保険組合や保健指導を行う企業に多い求人です。特定保健指導の実施が主な業務で、健康診断結果の分析等も行います。保健指導業務に携わりたい方に選ばれます。

 

(3)医務室勤務を行う求人

企業内医務室での診療介助になります。臨床経験や採血・予防接種経験がある方や救急対応ができる方など、自身の経験や意向に合った業務であるかの確認が必要です。

難点は、求人募集が少ないことです。

 

4.専属産業医がいる職場vs非常勤産業医の職場

産業保健師と産業医

産業医の選任については、労働安全衛生法で定められています。

産業保健活動では中心的存在である産業医。

連携を取りながら業務を進めていくため、産業医の存在は重要なポイントとなります。

 

(1)専属産業医がいる職場の求人

常時1000人以上の労働者がいる事業所、一定の有害な業務に常時500人以上の労働者が従事している事業所には、専属産業医が選任されています。

常勤しているため、連相談や連携が行いやすい環境であり、心強いです。

 

(2)非常勤産業医の職場の求人

非常勤産業医は出勤する日が決まっています。

限られた時間内で、産業医の業務を円滑に遂行できるように。その準備が大切になります。問題が起きた時にも、タイムリーに解決できるような対応が必要となります。

 

まとめ

未経験、または経験が浅い場合は、学びながら経験のつめる環境として、産業保健師が複数名体制の職場で、専属産業医がいる職場がおすすめです。

雇用形態については、「未経験可」の募集はかなり少ない為、非正規社員や産休代替えの派遣求人なども視野に入れた活動をおすすめします。

また、厚生労働省が5年おきに実施している「労働者健康状況調査(2012年)」の結果によると、「仕事や就業生活に関する強い不安、悩み、ストレスがある」労働者の割合は、60.9%となっています。

原因の1位は「職場の人間関係の問題(41.3%)」2位「仕事の質(33.1%)」3位「仕事の量(30.3%)」となっています。職場での人間関係については、多くの人が、不安や悩み、ストレスと感じており「働きやすさ」に影響してきます。

とは言え、人間関係については、実際にお仕事をしてしみなければ分からない部分がほとんどです。
 

働きやすい「人間関係」は自分で構築していく

「産業保健師」には、働く人が自身でフィジカル・メンタル(ストレスマネジメント)のセルフケアを行えるようにサポートする役割があります。よって自身のマネジメントも大切で、それを行って行くことも職務の一つではないかと思います。

人間関係に関しては、「働きやすさ」を自身で構築していくという姿勢が必要であることを覚えておきましょう。

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保健師 YUI

大学病院で5年勤務後、総合病院、クリニック、へき地医療とさまざまな現場でお仕事をして早20年。 現在は、産業保健職として“働く人が、健康でいきいきとお仕事できるように”と日々奮闘中です。これまでの経験を活かし、皆様の「これからの働き方」に有用な情報を発信できたらと考えております。 はじめの一歩は自分次第。働くナースさんを応援します。

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