このページでは、保健師の身の回りでよく見られる、いろいろなあるあるネタについてまとめています。
保健師として仕事や生活をするうえで「あーそういうことあるよねー」と共感していただけるネタがあれば幸いです。
1.保健師あるある ~お仕事編~
まずは、保健師が仕事をする上でよく見られる「あるある」について見ていきましょう。
(1)学校の保健室の先生と間違えられる
おそらくこれは、すべての保健師が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
確かに保健師免許を取得すると、申請のみで養護教諭2種免許を取得できるため、保健室の先生としても働くことは可能です。ですから決して保健室の先生と言われても、間違いではないのですが・・・
同業者ですら勘違いしていることが多い
そして意外に他の看護師や医療スタッフでさえも「保健師=保健室の先生」と勘違いをしている場合も多く、「せめて同業者くらいは分かっててほしいのに」と少し悲しい気持ちになるのは私だけでしょうか。
(2)職場で孤独になりやすい
病院や企業などでは保健師が自分一人だけという事も多く、一緒に働く仲間や相談相手がなかなかいないこともあり、孤独を感じてしまうことがあります。
また、一人保健師の場合では、仕事内容が周囲に理解されにくいこともあり、どのような業務をしているのか良くわからない、と言われてしまうこともあります。
職場での自己アピールがもっと必要?!
特に企業においては会社として直接利益につながる業務がどうしても優先されがちになり、保健師の仕事の大切さが後回しにされてしまうように感じることがあるかもしれません。
一般社会における保健師の知名度アップの前に、自分の職場での自己アピールがもっと必要だと感じてしまうことがよくあります。
(3)知識の幅は広いが専門性は決して深くない
保健師は家族や友人やその他いろいろな人から、病気について質問されることがあります。
特に保健師の仕事についてある程度知っている人からは、ダイエットや健康増進法について尋ねられることが多いです。
しかしダイエットについて言うならば、栄養士ほど食事療法について専門性が高いわけではなく、理学療法士や健康運動指導士ほど運動療法について知識が深いわけではありません。
質問に答えられない時は気まずい雰囲気が流れる
いろいろ聞かれるのは全くかまわないのですが、保健師の仕事の幅の広さゆえに、自分が経験していない分野について質問されることも多く、答えられなかったりすると非常に気まずくなってしまいます。
2.保健師あるある ~対人関係編~
次は「対人関係編」です。
少し変わったものもあるかもしれませんが、面白がりながら読み進めていってください。
(4)自分の家族に対しては保健指導が厳しい
家族や友人といった比較的身近な人が、あまり好ましくない生活習慣を持っていると、どうしても理想的な改善策などを一方的に押し付けがちになってしまうことがあります。
相手が患者だと、優しい言葉でしっかり褒めたり、できていないことに対して責めることもなく、上手に励ましますが、どうしても自分の家族などに対してだと、いろいろと口うるさくなってしまいます。
メタボな旦那様に厳しくしすぎないで!
特に保健師の奥様!メタボな旦那様に対して、あんまり厳しいこと言わないであげて下さいね。
(5)自分のことは棚にあげて保健指導している
日々、保健指導を行っている手前、保健師として常に理想的な生活習慣を実践したいところなのですが・・・そうは言っても、暴飲暴食してしまったり、インスタント食品ばっかり食べたりしてしまう日もあります。
そしてそんな日は当然のように罪悪感にかられるのですが、いざ患者を前にしたら、自分のことは棚に上げて意気揚々と保健指導を行います。
(6)気になる異性の検査データを把握しすぎてしまう?!
ある女性保健師から、お酒の席で聞いた話です。同じ職場に気になる男性がいて、その人のことをいろいろ知りたいと思うあまり、必要以上に健診のデータや、メンタルヘルステストの内容などを記憶してしまったということです。
度が過ぎると危険な行為です
保健師としてはある意味ですばらしい働きなのでしょうが、度が過ぎるとちょっと危険です。やはりそこは本来の目的以外で対象者の健診データなどを閲覧したり、利用してはいけません。
3.保健師あるある ~日常生活編~
日常生活の中にも、様々な「保健師あるある」が潜んでいます。
自分の日常と照らし合わせながら、読んでみてください。
(7)子供が親の仕事を説明できない
お子さんを持つ保健師がよく経験するあるあるで、実際に私にもありました。
子供いわく学校で友達に、お父さんは保健師をしていると言っても、たいていの友達は「何それ?」となってしまうそうです。
子供自身も私の仕事内容を良くわかっていないために、そのうち面倒になって、うちのお父さんは何をしているのかわからない、と答えてしまうようです。
(8)保健師が主役の医療ドラマを待ち望んでいる
看護師や医師が主役のテレビドラマは数多くありますが、保健師が主人公という設定は今まで見たことがありません。
ぜひイケメン俳優をキャスティングして、保健師が活躍するドラマを作っていただきたいです。しかしどのような内容がいいのかは、きっと難しいところでしょう。基本的に私たちの仕事は地味なものばかりで、ドラマチックな出来事なんてほとんどないからです。
(9)実はダイエットがなかなか上手くいかない
自分自身がダイエットに励んでいるという保健師は意外と多いものです。
しかし、人に教えるのと自分で実践することは違うようで、ダイエットが上手くいかないと嘆く保健師もいます。
保健師への厳しいクレームが届くことも・・・
ある病院では、特定保健指導を受けている対象者の方から、保健師に対するクレームで、人に指導する前に自分自身への保健指導が必要ではないか?との厳しいお言葉を投書でいただいた、ということがあったそうです。
(10)インフルエンザには感染しないと思われている
なぜか「保健師はインフルエンザに感染しない」と思われていることがよくあります。
確かに保健師は感染症対策についてもよく勉強しますし、新しいマスクや消毒薬などをドラッグストアで見つければ早速試したりもします。
しかし保健師だからといって、風邪もひかなければインフルエンザにもかからないということはありませんよね。
(11)臨床経験が必要かどうかでよくもめる
保健師同士の飲み会の席でよく話題に上がることで、行政保健師として働く場合に看護師としての臨床経験が必要かどうかで多少議論することがあります。
もちろん絶対の答えはなく、保健師それぞれの人柄や努力などがもっと大切です。
ポイント!
ただひとつ注意すべき点は行政機関に就職するに当たり、年齢制限に引っかからないように気をつけることだけです。
詳しくは「保健師への転職は年齢制限に注意!今からでも間に合う?」もチェックしてみてください。
まとめ
保健師あるあるについてまとめてみました。全部に共感できないかもしれませんが、あることについて同じように感じている保健師が他にもいるんだ、と思ってくれたらうれしいです。
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