せっかく企業の産業保健師として働くのであれば、できるだけメジャーな業界で働いてみたいと誰しも思うものです。なぜなら、その方が社会的なイメージもよく自分自身にも自信がつくからです。
その「メジャーな業界」と呼ばれるものの1つに「広告業界」があり、広告業界の代表と言えば広告代理店です。広告代理店とは、広告を出したいと企業側と実際にその広告を掲載するメディアの仲介のような役割を主に担っています。
ここでは、そんな広告代理店で働く産業保健師になるために必要な情報をお伝えしていきます。
1.広告代理店で働く産業保健師の仕事内容とその特徴
2.産業保健師が広告代理店で働くメリット
3.産業保健師が広告代理店で働くデメリット
4.広告代理店での産業保健師求人を探す方法
5.まとめ:事前準備と熱意を兼ね備えて転職に挑もう!
1.広告代理店で働く産業保健師の仕事内容とその特徴
広告代理店の死後と従業員が1,000人を超えるような大手の広告代理店ともなれば、そのほとんどが産業保健師を雇っています。また、広告代理店での産業保健師の仕事はとても人気があり、募集があればすぐに定員に達してしまうということも多々あります。
人気の理由はその「華やかさ」にある?
広告代理店が人気がある理由としては、広告代理店自体がとても華がある職種で魅力的なので、その企業で働きたいと考える方が多くなるからです。
さらに、広告代理店の給与は一般的な企業より高めなので、産業保健師として働く場合も高い給与を得ることができるというのも人気の理由でしょう。
仕事の基本は他の企業と変わらない
広告代理店の産業保健師がどのような仕事をするのかというと、一般企業で産業保健師として働くのと同じように社員の健康管理を医務室で行うというのがメインとなります。特に社員のメンタルヘルスにおける対応や健康診断のときに、産業保健師としての仕事が多くなります。
勤務はカレンダー通り
仕事は広告代理店の仕事のスケジュールと同じで、平日の日中のみの勤務で土日は休みのところが多くなります。また保健師に関しては残業がほぼないところが多いです。したがって、とても働きやすい環境が整っておりプライベートとの両立がしやすいのです。
広告代理店における仕事の特徴とは
ここでは、広告代理店における産業保健師の仕事の特徴について詳しく見ていきます。まず、基本的に仕事はパソコンを使用することも多く、パソコンスキルがあるとスムーズに業務を行うことができます。
少なくとも、ワード、エクセル、パワーポイントという一般的な操作ができるととても便利です。なお、パソコンスキルを身につける方法については「産業保健師に必要なパソコンスキルを身につける方法」をご確認ください。
激務に絶える社員を支える役割がある
特に大手の広告代理店ともなれば、社員の多くは朝から晩まで忙しく働いており、その激務さに心身共に消耗してしまっている人も少なくありません。
仕事帰りが終電過ぎになってしまうこともザラにあるようです。そのため、広告代理店の社員の場合、まさしく産業保健師による健康サポートを必要としている人が多いはずです。
面接の際などには、厳しい環境の中にある社員達をいかに支えられるのかという、あなたのビジョンを明確にしてアピールしておくと採用側に好印象を与えられる可能性があります。
2.産業保健師が広告代理店で働くメリット
保健師が広告代理店で働くメリットとしては何点か挙げることができますが、第一に挙げられるのは、広告代理店という華やかな職場に勤めることができるということでしょう。一般的に大規模な広告代理店に入社するためには、高学歴であることが条件となる場合もあります。
保健師の場合ももちろん高いスキルが求められる傾向が強いですが、保健師の方が一般の社員と比較して入社しやすいということがあります。もちろん人気がある仕事ですので、産業保健師として広告代理店に入社するのもある程度、ハードルが高くはなっています。
他の企業よりも高収入を得られるチャンス!
広告代理店の給与は、他の職種と比較してみても高めです。したがって、産業保健師として働く場合も社内規定によって給与が決まりますので、転職することによって年収がアップできたという方が多くなっています。
仕事内容はその職場によって異なりますが、それでも医療機関などで働く保健師よりは一般的に楽な仕事が多く、それで高い給与を得ることができるというのが大きな利点でしょう。
プライベートとの両立がしやすい
今まで病院の看護師として働いていた人にとっては、夜勤がないというのも嬉しいポイントです。プライベートとの両立がしやすく、働きやすい環境が整っています。このように産業保健師として、広告代理店で働くメリットは多々ありますので、気になる求人があるなら、すぐに応募することが大切です。
3.産業保健師が広告代理店で働くデメリット
保健師が広告代理店で働きたいと思った場合、まず最初に求人が見つけにくいというデメリットがあります。広告代理店で働きたいと考えている保健師の数が多くなっていて、求人の募集がでるとすぐに定員に達してしまい、応募できずに募集期間が終わってしまったということも多々あります。
したがって、広告代理店で働きたくてもそもそも働くことができない、という方がとても多くなっているのが現状です。
リストラの心配がある
幸運にも広告代理店に勤めることができたとしても、リストラの心配もあります。その企業によって異なりますが、実績を上げることができないと、首を切られてしまう心配もありますので、ピリピリとした空気の中で仕事をする必要もあるかもしれません。
人気のある仕事だからこそ、競争率も高く、一度就職すれば安泰というわけではないというのが、広告代理店で産業保健師として働くことのデメリットの一つでしょう。
企業によっては激務の場合も・・・
特に社員数が多い企業の場合、産業保健師も激務となる可能性があります。雇用形態にもよりますが、正社員として採用された場合は特にその可能性が高くなることがあります。
その分、色んな仕事をさせてもらえてやりがいが感じられる面もあるはずなのですが、プライベートも充実させたい保健師にとっては辛い現場になってしまいます。
場合によっては転職サイトのスタッフや、現場で働く保健師に実際の労務環境について確認できることがあるため、できる限り事前に情報収集しておくようにしましょう。
4.広告代理店での産業保健師求人を探す方法
広告代理店に保健師として転職する場合、他の業種と比較してみても求人の絶対数が少ないので、どうしても競争率の高い、激戦となります。したがって、なかなか求人を見つけることができず、転職活動が上手にいかないという方もいるはずです。
そのような場合には看護師転職求人サイトを上手に利用するようにしましょう。看護師転職求人サイトに登録すれば、自分の条件や希望に合わせて膨大な求人の中から、自分にぴったりの求人を探すことができるので、とても便利です。
効率的に広告代理店での募集求人を探すことができる
転職サイト登録することによって、自分に最適な求人の新着情報を得ることもできるので、見逃すことがありません。忙しく働きながら転職活動をする場合、このようなサイトを上手に利用することによって、効率的に広告代理店での募集求人を探すことができます。
沢山の人たちが広告代理店への転職を希望している中で、難易度が高めな転職先なのですが、それでも看護師転職求人サイトを利用することによって、諦めることなく転職活動ができるでしょう。
キャリアコンサルタントが無料でサポートしてくれる
最近の看護師転職求人サイトは、保健師の転職を知り尽くしているプロのキャリアコンサルタントがいて、相談に乗ってくれたり、アドバイスをくれるサービスを展開しているところもあります。
もちろん料金は無料ですので、安心して利用することができます。さらにもうすぐ求人が出そうな場合に事前に連絡をくれたり、非公開の好条件の求人を見ることもできますので、とてもオススメです。
まとめ:入念な事前準備と熱意を兼ね備えて転職に挑もう!
広告代理店にも様々な企業があり、それぞれの企業によって産業保健師に求められる役割も異なります。
しかし、大前提として「採用枠が少なく受かるのは難しい」という事実がありますので、少しでも転職を有利に運ぶためには、いち産業保健師としてスキルアップをしておく他、面接の対策も万全にしておきましょう。
なお、産業保健師のスキルアップや転職を有利に運ぶポイント等については以下の記事をご確認ください。
広告代理店の産業保健師になるのは狭き門を通らなければなりませんが、事前準備をしっかり行い、面接においてあなたの熱意や人柄をアピールすることができれば、確実に採用の道は開けるはずなので、諦めずに頑張っていきましょう。
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